先輩とあたし


「なんであたしに電話を?てかなんであたしの電話番号知ってるんですか?」


「番号は翔太に聞いた。クリーニング代どうすんのかなと思ってな」


「ホントにすいませんでした。あとどれくらい払えばいいですか?」


あたしの財布の中身を考えたら


「お前お金ないんだろ?だから身体で返してもらおうとおもってな」


かっかっ身体ぁ!?
いったいどんな卑猥なことをされるんでしょうか?
ゾゾゾォっと悪寒が走った背筋。


「明日、俺の教室までこい。こなかったらどうなるかわかってるな?」



どうなるんだろう?
身体とか言っちゃってるからなぁ、従わないと何されるか…



「わかりました。放課後行きます…」


結構、力のない声で返事をして電話を切った。
なんで教室まで行かなきゃなんないんだよ?
てかさ、翔太め勝手に番号教えるなよ!!
明日絶対こらしめてやる!
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