先輩とあたし


「翔太ぁぁぁぁあ」

次の日、学校に着くや否やあたしはまっすぐ部活中の翔太の元にいった。


「何だよ、怖ぇよお前」


「アンタ勝手にタラシ先輩にあたしの番号教えたでしょ!」


「あぁ、電話来たか?よかったなあんな先輩に興味もってもらえて」


「よかったなじゃねぇわ、おかげであたしのお小遣いが…お小遣いがぁぁ」


「お前怖っ、あんなイケメンに会えることなんて早々ないぞ。どっちかというとお前に感謝されたいぐらいだ」


「じゃあ、翔太。今度パフェおごりなね。」


「は?なんでだよ、ちょい待てよ。おいっ葵ぃ」


捨てゼリフをはいて翔太をおいていってやった。


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