空を見上げる君


変な不安ばかり抱き、やっと放課後になり屋上へと足を運んだ。



『ちゃんと来てくれたんだ』



水波が手招きをして呼んでいる。



「うん。えーと、私に何の用?」



普通に言ってくれればいいのに。


水波にも言えない事ってあるんだ。


って事は霧斗は知ってるのかな?


親友だし当たり前かな?


2人の間に風が吹いた。



『俺、優奈の事が好きなんだ』

「え?」



今なんて?


私の事が、す、す、好き!!??


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