空を見上げる君


どうしよう。


返事だよね…



「ごめん…。
私、水波も好きだけど、水波より大好きな人がいるの!」



ゴメン。ごめん。

本当にごめんなさい。

水波の事好きだよ。

だけど、霧斗のほうがもっともっと好きなんだ。



「でも、これからも友達で居てくれる?
水波には感謝してるから」


『わかった!
でも、まだ好きで居ていいかな?』



こんな最低な私をまだ───


水波、ありがとう。



「うん!」



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