空を見上げる君

─霧斗side─


水波が振られた?


そんなばかな…


あいつが好きなのは水波じゃないのか?


じゃあ誰なんだよ。


違うクラスのやつか?


気になって夜も寝れなかった。



「きーりーとっ!」



後ろを向くと優奈がいた──


でも聞くなんかできない。



「どうしたの?」



俺の顔を覗き込んだ優奈──


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