空を見上げる君


私はマフラーを巻いて、鞄を持って霧斗に着いて行くとやはり屋上だった。


霧斗は屋上大好きだから──


見ててわかるんだ。


ずっとずっと霧斗を観てたから。


どんなに辛くても。



『俺は、優奈が好き』



えっ…─


嘘じゃないよね?


現実だよね?


私は軽く頬を引っ張った。


痛い…


夢じゃない!!


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