空を見上げる君


私、諦めないで良かった──


嫌いになんてなるなかった。



「私も霧斗が好き!!」

『ありがとな!
色々とごめんな。』



手をポケットに入れようとした霧斗。


私はその手を握った。



「いいよ。終わった事だから」



私は全然怒ってないもん!


誰が悪いんじゃない。



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