空を見上げる君


街中歩く人は彼氏または彼女のカレカノで歩く人が大勢いる。


手をつないだり。


腕を組んだり。


どっから見てもラブラブです!みたいな。


私もあんな事したい。


けど、未だにまだ、デートとかそういう約束はしてない。


言葉がでないの。


いつもいいかけて、「いや、何もないよ」って。


言いたいのに。



「はぁ…─」



大きく1人ため息をついた。


屋上はひんやりしていて寒い。


雪がパラパラ降っているくらい。



『どうした?』


「いや、何もないよ!」



あっ──


ほらね?


まるで口癖みたい。



< 178 / 212 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop