空を見上げる君


もう言えない自分に腹が立つ。


簡単な事なのに。



『なぁ、クリスマスの日、一緒に何かしないか?』

「えっ?」



まさか霧斗から言ってくれるなんて…


斜め上を向いて照れくさそうにしてる霧斗。



『いや、別に嫌なら「嬉しい!」



私はその場で嬉しくて飛び上がってしまった。


高校生にもなったのに。


飛び上がるとか。



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