空を見上げる君
『メリークリスマス!優奈』
「メリークリスマス!霧斗」
お互い笑顔で伝えた。
私は霧斗と自分の部屋と足を運んだ。
「霧斗の頭雪で真っ白じゃん!」
多分今雪強いからかな。
雪降ったら積もるし──
『まじ!?』
「ちょっと待ってて」
タオルを取出し、霧斗と髪に広げた。
霧斗をベッドに座らせて私は霧斗の髪を拭いた。
すごい…─
さらさら…
私なんて綺麗に手入れしてもバシバシなのに。
女の私でも羨ましいくらい。
きっと手入れしているんだろなぁ。