空を見上げる君
愛
長く薄い茶色がかかったロングヘアーに長いクリッとしたまつ毛…
私にはないものがある。
「可愛い…」
憧れの存在になるかもしれない。
写真の2人は共に笑ってピースをしていた。
『でも、優奈は優奈でいいから。
今の優奈が好きだから』
ドクッドクッドクッドクッ...
何?この胸の高鳴りは!?
体中が熱くなってきた。
やばい。やばい。
どうして…
『なぁ、優奈、こっち向いて?』
私はゆっくり顔を真っ赤にしながら霧斗を見つめた。
恥ずかしい。
いつもなら普通に見れるのに。
『キス…していい?』
えっ───