空を見上げる君

突然の言葉に体中が固まった。


キス?


あの唇通しがつくアレ?



『ごめん。』

「いい...よ」



私、何言ってんだろ。


べつに、キスはいいけれど。


うーー!!!



『優奈?』

「えっ!?」



気づけば私の前に霧斗の顔が!!


近い!!近いよ!!


霧斗は私の頬を両手で引っ張った。



「いふぁいよ…」



自分では痛いと言っているのに上手く喋れない。


こんな顔いやだ。



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