空を見上げる君


ゆっくりと唇が離れた。



『…』

「…」



2人共顔を見合わせる。


長い沈黙が続いた。


何?


やっぱり霧斗、私として後悔したのかな。



『はははっ』

「ふふっ」



急に笑いだした霧斗を見ると笑えてきた。


自然な笑顔。


この笑顔をずっと隣で見ていたい。


何があってもずっと。


もっと言うなら一生。



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