空を見上げる君

「なんでもないよ」



美夜は私の顔をじっと見つめ「そう言う事ねぇ」と言い、ニヤニヤしている。


何企んでるんだろ…



「優奈、美波の事好きでしょ?」

「はぁ?」



いきなり何言い出すかと思ったら。



「やっぱり」

「絶対ない!好きじゃない!」



大声を出してしまい、みんなの目が私に…


やばい!


この静かな教室。



「あははは…何もないから気にしないで」



すると元通り教室がにぎやかになった。


その中でも目線がずっと気になる人がいる。

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