空を見上げる君

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「これで終わり!」



私はキッチンへお皿を持って行き洗った。


これで熱下がったらいいんだけど。



「それじゃ、私帰…」



鞄を持って立ったとたん、手を捕まれた。



『一緒に…いて…はぁはぁ』



霧斗───


まだまだ息が荒い。


すごく心配だよ。



「わかった、居てあげる!」



霧斗の横に座って手を握ってみた。

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