空を見上げる君

靴を履いて霧斗より少し前に外へ出た。


冷たい風が髪をなびかせた。


空は今日も晴れて輝いていた。



『何処行く?』



後ろから霧斗の声が聞こえ、チラッと見た。


──かっこいい


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