空を見上げる君

「ごめんね、私で…」



首を横に振った霧斗。


何も知らずに、霧斗の隣にいたりして。



『ゆうな、これからも一緒にいてくれないか?』



涙を拭いながら言った霧斗──



『今の俺には優奈しかいないんだ』



私しかいない?

< 74 / 212 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop