空を見上げる君


『なんで水波がここにいるんだ?』



やっぱり知り合いみたいなんだ。


ここは黙って2人の話し聞こう。



『それは秘密!
それより見ないうちにずいぶん変わったね』


『水波もな』



同い年って事しかわからない。


でもなぜか嫌な雰囲気しかしない。


それはなぜ?



『やっぱり夏海が亡くなったから変わったの?』



空風くん、知ってるんだ。


夏海さんの事。



『水波には関係ない』

『そうだな。
まっ、元気なら良かった。
さすが俺の親友だな』



はい?



「し、親友!?」


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