空を見上げる君

水波とはメアド交換もしておいた。


いきなり水波って呼び捨て難しい…


逆に水波くんだと年下みたいだし。


やっぱり呼び捨てでいいや。




──ある放課後。



『優奈ちゃんって霧斗の事好き?』



一瞬何を聞かれたかわからなかった。


まさか水波が聞いてくるとは思わなかった。



「好きか、わからない」



すると水波は頬杖をつきながら『そっか』と、これ以上聞いてこなかった。

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