空を見上げる君
あれから霧斗が気になりつつ、俺の高校生活が始まった。
この高校には中学が同じだった奴は誰1人いない。
何もかも1からスタートだ。
『えーと、空風水波だよな?
良かったら友達にならねぇ?』
『いいぜ☆』
俺は黒かった髪を薄い茶色に染めた。
あまりにも染めたら、話しかけにくいと思われそうだったから。
『俺は篠崎美稀(シノオカ ミキ)よろしくな?』
『よろしくな!美稀』
こうして俺は美稀と友達になった。