生徒会のプリンス
「べ、別に慎哉ばっかりってわけじゃ……」



「だって、慎哉来たら嬉しそうだったし、口数増えたし、呼び捨てで呼んでるし。ねぇ~、僕も秀って呼んでよ~!慎哉に差がつくのはいやだぁ!」




……そうかな?そりゃ、私の顔が見たくないのかなとか考えると、イラついたし、悲しかったけどさ。



それに、呼び方で差がつくなんて……



だって、慎哉はよくわからないし、私のことブスとか言うし、そのくせ好きだとか……



だぁ!あんたは何なんだよ!突然私の心に踏み込んできてさ。



秀さんはこんな私を好きだって言ってくれるけど、嬉しいんだけど……



慎哉がどうしても気になる。

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