生徒会のプリンス
「じゃあ、次は僕の番ですね。」




会計さんもやるんだ……




「呼んでみてください。」




「誠。」




もうこれくらいになると流れ作業だ。




特別な感情もない。





「満足しました。」




「やっと、僕の番だぁ!」




秀さんは誠がさがるのを待てなかったかのように、私のことを再び抱きしめてきた。




「はい、呼んでみて、ななちゃん!」




「……し、秀?」




……あれ?秀だけ、どうしてこんなにドキドキしたんだろう。




慎哉のときと同じくらいドキドキしてる。


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