生徒会のプリンス

「はーい。鬼のみなさん、おはようございまーす。」






あの後、何事もなかったかのように、慎哉も秀も、もちろん他のメンバーもかくれんぼ大会の準備を着々と進めていった。






「盛り上がってるかーい?」






もちろん、そんな海斗の言葉に反応している女子たち。






まるでアイドル。






「鬼の説明はしたし、みんなやる気ばっちりだから、大丈夫だよね?」






海斗はそう言って、鬼の人たちに同意を求めている。






「七海さん、会長はああ言ってますけど、本当に大丈夫ですか?」






誠は怪訝そうに私にそう尋ねてきた。





……本当に会長って信用ないんだなぁ。



< 188 / 260 >

この作品をシェア

pagetop