生徒会のプリンス
「……ななちゃんにそう言われちゃ、許さないわけにはいかないね。慎哉!ななちゃんに免じて許してあげる。」
「おー、ありがとよ。」
「もー、もっとありがたがれよー。」
私は慎哉と秀を改めて見た。
この二人が、私のことを好きだって……
何か変な感じ。
「それより、慎哉。ななちゃんとどんな話してたの?」
「別に?ただ、こいつのこと好きだって。」
……え?
「……今、何つった?」
あ、秀がまた……
「……やっぱ許さない!」
……そんな二人を見ながら、他のメンバーの視線も気になる。
私のこと見て、ニヤニヤしてる。
……すっごく恥ずかしいんですけど。