生徒会のプリンス

「秀、慎哉。今度の新入生歓迎会は、校内どこに隠れてもいいぜ!かくれんぼ大会に決まったから。」




会長さん……いつの間にサブタイトル決めたんですか?




「え〜、何々?面白そうだねぇ。」




「七海さんのアイデアです。」




「さすが僕のななちゃん!」




……私、秀さんのなんだ。




「じゃあ、細かいルールは慎哉と洋介にまかして、秀は俺の開会と閉会の挨拶づくり、俺と誠は商品と予算なんかの話し合い。で、ななは……どうしよ?」




案外、会長さんにまとめようとする力があってびっくりしたのは内緒……。




「はいはい!」




「ん?秀。何かななのベストポジション、思い浮かんだか?」




「うん!僕の専属秘書!これ以外にないよ!」




……いや、それは一番あり得ないかと。


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