生徒会のプリンス


「さぁ、発表タイム〜!」




秀さん、楽しそうだなぁ……。




でも、これで誰の秘書になったとしても、私の平穏な生活はあり得なくなるよね。




……挙げ句の果てに、性悪イケメンまで、私のこと好きだとか言い出す始末だし。




……きっと、冗談だよね。




うん。そう思おう。




「ねぇ、七海ちゃん。」




「……なぁに?茜。」




「秘書ってさ、どんな仕事させられるんだろうね?」




……何をニコニコした顔で言ってるんですか、茜さん。




……でも、本当に秘書って何をさせられるんだろ?




……たとえば、会長さんの秘書になっちゃうと


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