生徒会のプリンス


「あ、はい。分かりました。」




遊んでるわけにはいかないもんね。




それに、私は生徒会の雑用っていうポジションにいるわけだし。




私はそう思って、会計さんから渡されたメモを開いた。




『1、海斗さんの頭を一発叩く。』




……え?




そんなに難しくないとか言ってたけど、難しいよね?これ。




しかも、何でこんなこと……やっぱり、サボってることを怒ってるのかな。




「はい、猪鹿蝶と青短。弱すぎるよー。」




相変わらず茜に花札が勝てない会長さん。




……いいのかな?




「……すいません!」




「え……痛っ!え、何?なな?」




私は背後から、会長さんの頭を叩いて、その場から離れた。


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