【短編】涙を見せない彼女





次の日の朝になっても、知花子からの連絡は無かった。




大学に行っているかもしれないと思い大学へ向かう。

知花子を探すが見つからない。
だけど、いつも知花子と一緒にいた子をカフェテリアで見つけることが出来た。
サークルも一緒だから俺も知っている。




「麻湖(マコ)ちゃん!!

知花子来てない!?」



「あ、篤人先輩…


知花子、今日は休むって」




「え?」



知花子は真面目で今まで自分が履修している講義は休んだことがないと自慢していたのに・・・



「…昨日、びしょ濡れで家に来ました」



あぁ…あの後家に帰らずに麻湖ちゃん家に行ったのか…



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