姫と王子の恋愛話



「音彩〜今度お見合いを」


「お父様、いい加減戸籍抜きますよ」


「でも……見合いでもしないと結婚しないだろう?」


「言いましたよね。お金目当ての方と結婚するつもりありません」


「そう言わずに………」


「南雲財閥がそんなに大切ですか?」



お父様は私が心配でお見合いをさせたいのか



南雲財閥を守りたい為なのか



「お前………南雲財閥の娘?」



この声………



恐る恐る振り返ると


「く………空雅」


「何が一般家庭だよ。嘘な訳?」


「嘘…………いけませんか?」


空雅は少し目を大きくさせた









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