姫と王子の恋愛話



「ほら、薬」


「飲みません」


「何でだよ」


「だって………」


せっかく渡した薬を要らないと拒否する音彩



「いいから飲めよ」


「いやです!」



どうしてここまでいやがるのか気になるが



「音彩、ここ座れ」



音彩をソファーに座らせ



「空雅…………?」



俺は自分の口に薬をほうり込み



「んっ!?」



口移しで薬を飲ませた



「はぅ………んっ」


時々漏れる音彩の声に可愛いとすら思える俺は相当好きなようだ










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