姫と王子の恋愛話
「初めまして。九頭竜空雅と申します」
「九頭竜?それでは九頭竜財閥の?」
「はい」
空雅は瞬時に表モードに切り替わりお姉様に対応した
「奈々花さんはどうしてドイツに?」
「男探しですわ」
「それは………頑張り下さい」
空雅も少し苦笑い
「ドイツまで来た甲斐がありました。貴方私と付き合いません?」
「お姉様!?」
「申し訳ありません。僕は音彩さんとお付き合いさせて頂いてますので」
何故だろう
空雅が断った瞬間凄くホッとした