姫と王子の恋愛話
音彩Side
お金なんてだいっ嫌い
私の家は一般家庭と言ったが全て嘘
南雲財閥といえばそこらの金持ちより権力がある
だからこそお金目当てに私に近付く人が多かった
誰も私を見ない
だからお金がだいっ嫌いだ
「マジ調子のんな」
先程まで私にデレデレしていた男が私の腕を掴む
「離して下さい」
「ふざけんな。俺の家にかかればお前の一家なんて………」
「それぐらいにしたらいかがですか?」
男の言葉を遮って誰かが現れた