姫と王子の恋愛話
空雅Side
「空雅ぁ!!」
音彩の声が聞こえた気がする
いる訳ねぇよな
「聞いてます?式は来年で……」
立花は昔から決まっていた婚約者らしい
立花とはお互いに初対面だしついこの間婚約者がいること知った
正直立花には一切興味がない
俺が好きなのは音彩だけだから
「空雅……」
「音彩………?」
急に現れた音彩に驚きが隠せない
「く……うが……行かないで……下さい」
泣きながらそう訴える音彩に愛しさを感じる