偽造恋愛カレカノジョ!?


「バカじゃないの!?気安くさわらないでよ」

彼女はさっき俺が掴んだ腕をハンカチで拭いていた。

・・・笑うとこ?

とてもじゃないけど、
ジョークには見えない。


「・・・ごめん。」
「まぁいいけど。次やったらどうなるかわかってるだろうし。」

さっぱりわからない。
想像もつかない。
いや、つかないで欲しい。


「で?なんの用?」

そうだ
忘れてた。

「あのさ蛍」
「なに?」
「なんか元気なくね?」


彼女は目を見開いたまま黙り混んでいた。




< 114 / 314 >

この作品をシェア

pagetop