偽造恋愛カレカノジョ!?

非常口の扉の前でしゃがみこんだ。
涙は止まることを知らず、私の目から溢れ続ける。



「・・・ー美夜ちゃん?」

顔をあげたら、
辛いとき いつも側にいてくれるー・・・
「・・・亜衣・・・・・」

真人と一緒じゃなかった・・・?


「どうしたの!?なんで泣いてるの?あっちゃん達は?」

亜衣・・・
私のこと、心配してる。


私は鼻をすすった。
「・・・大丈夫だよ。亜衣こそ、真人は?」

「大丈夫な訳ないじゃん!美夜ちゃんが泣くなんて珍しいよ・・・。あたしは、まさくんとはぐれちゃって。」
「・・・うん。」
「ねぇ、美夜ちゃん・・・本当どうしたの?」

亜衣の優しさに また涙が溢れ出した。

< 126 / 314 >

この作品をシェア

pagetop