偽造恋愛カレカノジョ!?

何言ってんの、コイツ。


「誤魔化しきれてねーしな!!」

「真人、ごめん。意味がわからん。」

「だから〜、敦夢ともあろう御方がだよ？軽いノリにしろ流れで付き合うとか有り得ないし。」


･･･俺も付き合うつもりなかったよ。

「しかもよりによって浅海って･･･。ブスではないし、いい子そうだけど･･･いやぁ〜。ないだろ？」


なんでだよ。

「だってなんか地味じゃん？悪いとは言わないケド･･･あまり目立たないタイプだし･･･。」

「ん〜。･･･まあなー」

「ホラ、否定はしないだろ？敦夢なんてヨリドリミドリなんだから、もっと可愛い子選べばよかったのに。」

可愛い子って言われても･･･

俺にも好みってモンがあるワケだし･･･

別に蛍が好みってワケじゃないけど。


「敦夢って地味な子が好きな感じ？あ、メガネ好き？」

「どっちも違うよ。」

「え〜じゃあなんだぁ？･･･ま、いっか。にしても、敦夢からコクったってのはないか。」

「なんで？」

「だって気になる奴いるとか聞いてねーし、好きな奴いるようにも見えねーから。」

「ふーん。」

「浅海が告白かぁ･････別に意外ではないかも、あの性格なら。でも敦夢のこと好きなのは意外だな。」