偽造恋愛カレカノジョ!?
その日私は
千波を呼び出した。
犯人は千波。そう思ったから。
「千波が犯人だよね?」
「・・・うん」
千波はあっさり認めた。
「・・・・どうして・・・・」
「聞かないとわからない?」
「・・・・・」
「蛍ちゃんが私を裏切ったからだよ!!!!!」
千波は怒鳴るように言った。
千波がそんな大きい声を出しているのは
初めて見たからびっくりした。
「私は蛍ちゃんのこと、友達だと思ってたよ・・・・でも蛍ちゃんは違ったみたいだね。
中学入って、すぐに新しい友達つくって・・・・
みかるちゃんはオシャレだし、私なんかより全然いいよね。
それは私もわかってるよ・・・。
でもなんで無視したり避けたりするの?
私と一緒にいるのを見られたくなかったからでしょ?」
図星だった。
なにも言い返せなかった。