偽造恋愛カレカノジョ!?
・・・・私に聞かないでよ。
この空気で『イヤ』なんて
言えないじゃん・・・。
敦夢は・・・私と2人きりでも
何とも思わないんだよね・・・
美夜ちゃんがいる方がいいのか・・・。
そりゃ、美夜ちゃん美人だし・・・
敦夢は美夜ちゃんのことが好き?なのかな・・・
「じゃあ・・・。ありがと。ごめんね?」
美夜ちゃんが
さっき私が座ってたとこに腰をおろした。
「ん?蛍ちゃん、こっちに座るの?」
「あぁ・・・うん、そうだけど・・・」
「敦夢の隣座りなよぉ」
なんで美夜ちゃんに決められなきゃいけないの・・・
私は・・・
私は敦夢と2人だけの
気まずい雰囲気が
嫌いじゃなかったのに・・・
「ううん。・・・こっちでいい」
「えー?なんで?」
なんでって・・・
そんなの関係ないじゃない・・・・・
「ほら。蛍がそっちでいいって言ってんだから、それでいいだろ」
・・・は?
なんで・・・コイツまで・・・・
私の気も知れないで・・・
なんなの・・・?