偽造恋愛カレカノジョ!?

ふと蛍の横顔を見ると、
頬が桃色に染まっていた。


「私もっ･･･敦夢が好き･･･！」

少し涙目になっている蛍と目線があった。


「･･･」
「･･･」

こーゆー時、なんて返せばいいんだっけ･･･


「私と付き合ってください･･･」

そうだ、そう言うべきなんだ･･･

って、何俺は落ち着いてんだ？


･･･いや、むしろ逆か。
パニクりすぎてこうなってんのか･･･



「･･･あつむ？」

蛍が顔を覗き込んできて、
胸の辺りで“ドキン”って音がした。


「あぇ!!?あっ･･･ぜひ！」

思わず叫ぶような声が飛び出したことに自分で驚いた。