らぶ しぇいく
仕方なく、カツ丼にマヨネーズをかけ食べ始める。
「お前 カツ丼にまで…」
亮司はすごい気持ち悪そうにカツ丼を見つめるがお構い無しだ。
一口目のカツを頬張った直後、俺の視界にはトレイを持った一ノ瀬が見えた。
座る席が無くて、友達と二人立ち往生している。
この席はまだ二人座れる余裕がある。これは呼ぶしか…
「おーい ここ空いてるよ?」
っておい!亮司さん何叫んでるんすか!?
こ、こ、心の準備がぁぁぁぁ。
「きっかけ 出来たな」
いたずらっ子みたいな笑顔で、俺にピースサインをするコイツに助けられたのか、陥れられたのか分からんが、ここは1つ。
どげんかせんといかんな。
心を落ち着かせる為に、ボケてみたけど、全然緊張はほどけず。
一ノ瀬と、その隣に居る女子は俺たちのテーブルまでやってきた。