らぶ しぇいく
「え?マヨネーズ?」
優しい声に戸惑いの色を露にした一ノ瀬の声が聞こえた。
「コイツ 超がつく程のマヨラーなんだよ ありえない量っしょ」
亮司は笑いながら、一ノ瀬と隣の女子に説明する。
なんだか恥ずかしくなって、チラッと下を見たら、一ノ瀬が持ってきた料理が見えた。
カボチャのスープに、チキンステーキ、それにサラダ。
ん?サラダ?
目に入ったのは、緑のサラダなはずなのに、その上に真っ赤なモノが溢れんばかりに乗っていた。
サラダにケチャップ?
「え?ケチャップ?」
思わず出た心の声に一ノ瀬が、恥ずかしそうに答える。