らぶ しぇいく


「あ、あたしケチャラーなんだ」


ぶっちゃけ言うと、食欲無くなりそうなくらいのケチャップの量に俺は唖然としていた。


サラダにはマヨでしょ?


そんな事を言えば一ノ瀬に嫌われそうだから、堪えた。


「浅海 何でもケチャップかけるんだよー?」


「真吾だって こないだ牛丼が真っ白になるまでマヨネーズかけてたんだぜ?」


亮司と、隣の女子は俺たち二人を話題に花を咲かせている。


「なんか 恥ずかしいね」


一ノ瀬が顔をほんのり赤く染め、笑顔で俺に話し掛けてきた。

「な 恥ずかしいな」


そう返すのが精一杯で、俺は再び冷めかけのカツ丼を頬張った。


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