らぶ しぇいく
2
朝から、吐きそうな程緊張している。
一ノ瀬に声をかける。
クラスメートなんだから、ごく普通に声をかけたらいいのに。
そんな簡単な事が何故、出来ないんですかー!
もう四時間目ですよ?
一時間授業が終わる度に、席を立ち一ノ瀬の座る机に向かって足を踏み出そうとしているのに、その一歩が中々出せない。
立って、座っての繰り返しで、とうとうお昼になってしまった。
自分のチキンさに腹が立ちながら食堂に向かおうと席を立った。