らぶ しぇいく

「おい 真吾 朝からどうしたんだよ?」


亮司が怪訝そうな顔で俺に声をかけてきた。


「ん? いや…その…」


俺は亮司に決意を話す事にした。

廊下を歩きながら、一ノ瀬が居ないかキョロキョロしながら話す。


「ふーん やっとその気になったんだ」


「でもきっかけが無くてさ」


「んなもんいくらでもあるだろうが 授業寝てたからノート貸してとかさ?」


いやいや、亮司くん。


この俺が真面目に授業の為にノート貸してなんか言うキャラかよ。
攻略本貸して?なら言うけど。

「きっかけなんて いくらでもあるっつーの」


亮司が強い力で背中を叩く。


「俺 応援してるから」


ヒリヒリする背中越しに伝わる亮司の優しさに俺は頑張ろうって、再び決意した。
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