イケメン学園~恋の行方~

「おばちゃん、コロッケ2つ。」

ここは、俺が留学する前に寮の奴らには秘密で通ってた商店街。
そして、ここのコロッケ屋の常連客だった。


「おや、光くん!久しぶりだね~。」


「あぁ。久しぶり。」


「彼女まで、連れて~!大きくなったねぇ~!」


「彼女じゃねぇし。ただの後輩。」



おばちゃんは、おまけして、フランクフルトを2本くれた。

久しぶりだな、ほんと。

この感覚。


あのときが一番楽しかったかもしれねぇな。



「ほら、食え。」


俺は、コロッケとフランクフルトを渡した。

あの女は、ビックリしながらも、おいしそうに食べている。



「ありがとうございます、光先輩。」



「ん。」



まぁ、たまには・・・・な。






< 147 / 261 >

この作品をシェア

pagetop