イケメン学園~恋の行方~
俺とあの女は、食べながら、スタスタ歩く。
「光先輩、あそこによく行くんですか?」
「まぁ、昔行ってた。」
「そうなんですか。ここのコロッケもフランクフルトもまぢでおいしいです!」
「あっそ。」
正直、嬉しい。
けど、素っ気ない態度でいないと、俺らしくねぇじゃん?
「あたし・・・・この町のこと、全く知らなかった。」
あの女は、少し悲しそうな顔をした。
別に、どうも思わねぇ。
けど、なんか『気づけなかった、悔しさ』なら、分かる。
「今から、知ってけばいいじゃん。」
「え?」