イケメン学園~恋の行方~

「女が泣くとき・・・彼氏に浮気された、とか?」


「してねぇよ!」


つい、ツっこんでしまった。


「優那ちゃん、泣かせたんだ?」

やっぱり、気づかれた。
まぁ、もうごまかすのも無理だ。


「ちげぇよ!泣いてたんだよ。俺が帰ったとき。」


「で、なんて声かけたわけ?」


「・・・・飾ってない優那が好きって。」






すると、海斗は吹き出した。

そこまで、笑えることか?

笑えることだよなぁ・・・・。




「最近、優那が俺の前では、なんか強がってるつーか・・・。」


そう。
付き合ってから、ずっとだ。
なんか、完璧な優那しか見てきてないかんじ。
弱いとことか見せてくれない。





< 165 / 261 >

この作品をシェア

pagetop