イケメン学園~恋の行方~
「光、克服できたんだ。女。」
「・・・あいつは、特別だよ。」
そう、あいつは特別。
あいつは、人のために泣いて
人のために笑える。
誰かが泣いてたら、一緒に泣く。
誰かが笑ってたら、自分が苦しくても笑う。
そんな奴、世界中探しても
優那しかいねぇよ。
だから・・・・・好きになったんだ。
「でも、あいつにはあいつのこと大切に思ってくれる彼氏がいて。俺が・・・もう少し早くこの思いに気づけてたらよかったって思う。」
俺は言葉を続けた。
「彼氏から奪いたいけど、あいつに傷ついてほしくないんだ。」
こんな弱気な俺、自分でも知らなかった。
俺でも、こんなときってあるんだな。