イケメン学園~恋の行方~

しばらく黙り込んで

楓先輩はため息をついた。


「俺が言ったってこと言うなよ。」


「はい。」



楓先輩もしゃがみこんだ。



「光と優那ちゃんが二人でほぼ毎日小さな喫茶店に行ってるとこ、見かけたんだ。」


喫茶店!?

二人で??



「学校から帰ってきたとき、優那ちゃんがいないのが不思議で。たまたま早く帰ってきたときに、光と優那ちゃんの姿を見かけて追ってみたら・・・喫茶店に入っていって喫茶店から出てきたと思いきや、二人バラバラに帰るんだ。不思議に思わない?」



あ、あ、怪しい。


もちろん、優那のことは信じてる。

でも、なにも話してくれないのが不思議で怖い。











< 191 / 261 >

この作品をシェア

pagetop