イケメン学園~恋の行方~
しばらく黙り込んで
楓先輩はため息をついた。
「俺が言ったってこと言うなよ。」
「はい。」
楓先輩もしゃがみこんだ。
「光と優那ちゃんが二人でほぼ毎日小さな喫茶店に行ってるとこ、見かけたんだ。」
喫茶店!?
二人で??
「学校から帰ってきたとき、優那ちゃんがいないのが不思議で。たまたま早く帰ってきたときに、光と優那ちゃんの姿を見かけて追ってみたら・・・喫茶店に入っていって喫茶店から出てきたと思いきや、二人バラバラに帰るんだ。不思議に思わない?」
あ、あ、怪しい。
もちろん、優那のことは信じてる。
でも、なにも話してくれないのが不思議で怖い。