イケメン学園~恋の行方~
「・・・・俺には優那しかいないんです。」


蒼空は切なそうな顔をした。



「優那は、ずっと俺の傍にいてくれた。誰よりも俺のこと思ってくれた。そんな優那に惚れた。」


『ずっと』

『誰より』


そんな言葉が俺の心に響いた。



「先輩にも・・・・優那じゃない誰かがいると思います。きっと先輩のこと1番に思ってくれる人が。」


蒼空はそういい残して俺の部屋から出た。



俺、気づいちゃった。


優那ちゃんへの俺の気持ちは『好き。』


・・・・・蒼空の気持ちは『愛してる。』



『好き』って・・・・


なんか子供だな。
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